香り

初めて当局にいらっしゃった方から、当局について、
「落ち着くにおいがしますね」「いい香りがします」─などとよく言われます。
私は慣れっこになっていて、そんな感覚はないのですが、
そう言われると、当局が褒められているようで、嬉しくなります。

100種類以上の生薬の芳香成分の1つひとつが揮発して混じり、
特別な「香り」となって、いらっしゃった方の嗅覚を刺激するのです。

生薬は、“生きる薬”と書きます。
乾燥していても生きていて、人をいい気分にさせる、
「香り」という効能を出し続けます。

同じ植物でも、にんじんや大根、きゅうりなどの野菜を乾燥させたものでは、
こうはいかないでしょう。
生薬と野菜の大きな違いは、
この特別な「香り」の有無にあるのかもしれませんね。