テレビをつけたら、
“ツボ”がテーマのNHKの番組が映った。
鍼灸師と違って、専門が生薬の私は、薬物の効能を重視する。
ツボの分野に、深い知識を持ち合わせていない。
インタビューでは医師か鍼灸師かの専門家が、
うわ歯茎の奥の一点を指して、
肩こりや腕の痛みに効くツボがあることを伝えていた。
椅子に座らせた被験者の口から、
何か棒のようなもの使ってツボを刺激する。
被験者の多くは、症状の軽減を自覚できるというが、
詳しい作用機序については、よくわかっていない。
頭を悩ませる。
腹が立つ。
胸を躍らせる。
このどれもが、正しい感情表現の仕方だが、
突き詰めれば、感情のありかはどこか、という話にぶつかる。
ツボにも同じことがいえる。
この記事へのコメント