これが、事の本質なのでしょうか。
秋も深まりつつあるなか、
新型コロナと季節性インフルの同時流行、
ツインデミックが懸念されています。
コロナの感染者数は、ピーク時から下げ止まったまま推移し、
今のところ、インフル患者の発生は抑えられている状況です。
このコロナ禍により、マスク着用や手洗いの習慣が社会に深く浸透し、
高齢世代の中には、外出に慎重な方も多くいらっしゃる。
例年に比べ、人がインフルに触れる機会が格別に減っているわけです。
そもそもウイルスは、人や動物がする代謝はしません。
要するに、自分が必要な栄養を体内で作り出すことをしないのです。
そのため、ウイルスが生命を維持し、子孫を残すには、
寄生される側の人や動物の栄養を借りる必要があります。
私は、希望を込めたこんな推論をします。
インフルだって、バカじゃない。
コロナと競い合い、自分を生かしてくれる人を傷つけて、どうする。
コロナも、そのことを十分に理解している。
その証拠にコロナは、できるだけ人と共存して生きていこうと、
当初より弱毒化したと言われるようになっている。
そこに意識があるとは思えませんが、
ウイルスが人との共存のため、増殖と死滅を繰り返してバランスをとり、
生命を維持してきた事実に、間違いはありません。