普通にできてること

コロナ禍のただ中、
人と接しないよう、極力外出を控えて過ごしています。

お盆の帰省を取り止めたのも、自分から進んでそうした、というのが半分。
もう半分は、接してはいけない、接するべきではない、
という世の外圧みたいなものをひしひしと感じたことにあります。

私ほどの年齢になると、田舎の両親もだんだんと高齢になってくる。
そのときの帰省が最後の再会となってしまうことも十分にありえ、
そんな確率論めいたものがぼんやりと頭をよぎるようにもなります。
そういう意味で、ちょっと複雑な心境になったわけです。

まあ、それはもう過ぎたことです。
人生、いつなんどき、どんなことが起こるのか予想がつかない。
いま自分が普通にできてること。
それは自分が思うほど無事な場所にあるわけじゃないのですね。
このコロナ禍を通して、思い知らされました。