デフレ

世の中がデフレと言われるようになって、
ずいぶん時が過ぎました。

いまはネットを使えば、衣料品でも交通手段のチケットでも、
定価よりずっと安く手に入れられます。
こうしたモノに限らず、あらゆるモノの定価が溶解し、
その意味をなさなくなっています。

そのぶん、企業の収益は上がりませんから、
社員に高い給料を払えません。
すると、モノを買おうとする気持ちが起こらない。
でも、モノを売りたい。だから価格を下げる。
こうして世の中のお金の流れが悪くなる経済状況が、デフレです。

中学時代の社会科の授業を振り返ると、
デフレとは何かを教わったけれども、
テストの出題はいつも、
デフレとは反対に、モノの価格が上がってしまう、
インフレという用語を答えさせるものでした。

当時の日本経済はいまよりずっと元気で、
消費者の購買意欲が活発でした。
デフレという経済用語は、
その時代に即したものではなかったのです。

お金の流れをよくするには、どうしたらよいのでしょうか?
世界の株価や資源の動向は、どう進むのか、
政府はそれに対してどんな政策を打ち出すのか、
そんな問題を抜きにして、
お金を使うのは、消費者である私たちです。
つまり、デフレが続いてしまう原因は、私たちの意識にあるとも言えるのです。

お金を血液に例えて、健康とは何かを語れば、わかりやすいでしょう。
私たちは意識して行動を起こさないと、健康を保つことはできません。