常識が常識でなくなる

朝夕涼しくなり、今年の夏が終わろうとしています。
当初は、猛暑が予報されていたものの、
東京の夏に限って言えば、それほどでもなかった気がします。

ところで、何年前から気づくようになったのかしら?
夏の夜、葛飾区の自宅付近で、海風がふくことがあります。
私は浜育ちですから、それが嗅覚を、脳を刺激し、
遠い昔が“かげろう”のように浮かぶのです。

ただし、当日の気温や湿度、風向きなどが関係するのでしょう。
海風が、毎日ふくわけではありません。
今年は、例年より少ない日数であるものの、3日間ぐらいふいたと記憶しています。
ちなみに、ここ足立区でふいたと、感じたことは一度もありません。
きっと、葛飾区のほうが海に近いからだと思います。

最初は、「う~ん、なんで夜に海風?」と理解できませんでした。
だって小学校の理科では、こう習ったんですから。

昼、太陽が海(水)や陸(土)の表面に当たる。
陸は、海よりも暖まりやすい。
暖まった陸の空気がモワ~と上昇する。
海からの冷たい空気が、そこを狙って入り込む。
つまり昼に、海風が陸に向かってふく。
逆に夜は、陸より海のほうが暖かいから、陸からの風が海側にふく、と。

そうして先生は、浜辺の地元をこう自慢したものです。
「んだがら○×○×(私の田舎)は、夏(なづ)でも昼は涼しいんだぞ~」と。

ところが、近年から問題となっている、ヒートアイランドが原因なのでしょう。
夜が暑すぎて、陸(土)が、海(水)より冷めない。
だから夜に、海風がふくこともあるわけです。

お天気に限らず、常識が常識でなくなることって、
よくあることだと思います。
だからときに物事を、常識にとらわれずに考えてみる。
そうして、自分の思考を高めていきたいものです。