毎年漬けているのですが、とくに今年は「サル年」で、
梅を漬けるには縁起がよい年だと言われています。
聞くところによると、
平安時代、当時の天皇が、「サル年」に漬けた梅干しを食べて病気を治したとか、
“サル”をひっかけて、病気を“去る”からよいのだとか。
というわけで、わたしもその“いわれ”にあずかろうと、
例年よりも多く、計9キロの南高梅を(←写真、見てください)。
「んっ? でも“9”っていう数字、ちょっと不吉・・・」
「『縁起が良い+不吉=ゼロ』になっちゃうんじゃないの?」
はい。はい。日本ではそうなんですが、
中華圏では、“9”は縁起がよい数字とされるんですよ。
漢語では、“九”と“久”(悠久)の発音(jiu)が一緒だから。
「なにも、漢方やってるからってさあ、中華圏と同じにする必要ないと思うけど」
じゃあ、「梅」や「十二支」はどうなんですか?
ぜんぶ中国由来のものじゃないですか。
「ところであんた、何が“久”だといいの?」
ここだけの話ですよ。
当局が経営難に陥らないように、末永く営業できますようにと、
”ゲン”をかついだんです!(^^)!