講演会でのご質問

今月24日の講演会で、
「正常眼圧緑内障」についてちょっと触れたら、
やっぱりというか、
それでお困りの方が数名ほど聴講されていました。

その方たちからこんなご質問を受けたのです。
「ダメになった視神経、もとに戻ると思いますか?」
これについては、次のような見解をもっています。

ダメになったとされるのは、
視神経が全部、完全に死んでしまったことを意味するのか。
だとすれば、死んでしまった視神経を戻す西洋薬はないわけですから、
現代医学的には、それは無理なわけです。

一方、死んだわけではなく、とても弱っている状態を、
眼底検査の結果、
「死んだ」と勝手に思い込まされているケースはないのか。

また、例えば視神経を10人のユニットとしましょう。
不幸にして、そのうちの2~3人が死んでしまった。
これは戻らないけども、
残りの7~8人が以前より元気にはたらけるシステムが、
構築できたら・・・。

そうなれば、10人みんなが元気でいられる状態とは違いますけど、
死んでしまった2~3人分のはたらきを、
それなりにカバーできるはずではないですか?
だからわたしは、絶対に戻らないとは、言えないと思うのです。

目の病気に限らず、
ときどき、難しいと言われる病気が、
漢方薬で改善するケースがあります。
わたしは信じています。
漢方薬の力を。