PMSと月経痛

今月の10日、仙台の漢方講座でのこと。
わたしは、受講生のみなさまに、
こんなお話をしたんです。

ひどい月経痛を抱えている場合、
月経前症候群(PMS)が強いほど、
翌周期の月経痛はひどくなる、と。

理由は、イライラ、不安、乳房痛、腹部膨満といった
心身両面の緊張した症状が、
子宮筋の収縮をより強くするので。

ところがある方が、
こう疑問を投げかけてきました。
PMSが強いとき、月経痛が軽くなり、
PMSが弱いとき、月経痛が重くなるという症例があります、と。 

「えッ?」 内心、面食らうわたし。
が、態勢を立て直し、こう答えました。
PMSが強まることで、
次に起こるであろう痛みの
意識や感度が下がるケースもあります、と。

いけしゃあしゃあと
ずいぶん尊大だったわたし・・・。
あとになって、よくよく考えてみたのです。

ヒトのからだについては、
まだまだわからないことがたくさんありますもの。
だから、もっともっと謙虚になって、
何が真実なのか、
しっかり勉強してお答えしなきゃいけないと。

受講生のみなさま、
来月は8日(日)でしたね。
するどいツッコミ、歓迎しますよ。
楽しみにしてます!(^^)!