水と火 2019年04月17日 鍋に水を入れ、蓋をせずに火にかける。 やがて水は沸騰し、蒸発していく。 無数の「えいちつーおー」と呼ばれる粒々でできている水。 粒々は、くっついたり離れたりしながら、不規則に動き回っている。 火という熱エネルギーを得ると、 つないでいた手を放し、それぞれが自由な空へと昇華していく。 粒々は寒さに弱い。 だから製氷室の中では凍り付き、半死の状態でいるわけだ。 水に生命の…続きを読む